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ナイト・イン・マンハッタン/リー・ワイリー

記事のカテゴリーを年代別に設定すると、このアルバムは1950年代に分類される。録音が1950年12月~51年12月だから、そうなる。一方で、昔、ジャズの歴史本によってすり込まれた僕のジャズ史観では、1950年代は、1951年にマイルス・デイヴィスのアルバム「ディグ」が「ハードバップの夜明け」を告げ、ビ・バップが終焉を迎えた「ハード・バップの時代」とカテゴライズされている。しかし、当時のリアルタイムのジャズ界には、当然そうした認識があるはずもなく、ではどんな時代感覚だったのかということに興味がそそられる。

40年代に圧倒的なテクニックと斬新なコード解釈でビ・バップを開拓したチャーリー・パーカーは、50年代になって麻薬依存がいよいよひどくなったとはいえ、ヴァーヴ・レーベルに「ウィズ・ストリングス」や「ナウズ・ザ・タイム」など代表作ともいえるアルバムを連発して吹き込んでいる。デキシージャズのルイ・アームストロングは50年代に第2期黄金時代を迎えたとされ、デッカやコロンビアで多数のアルバムを制作。モードジャズの始まりといわれるマイルスの「カインド・オブ・ブルー」が録音だれたのは1959年のことだった。

さまざまなジャズが入り乱れながら、各ミュージシャンが自己最高レベルのパフォーマンスを展開した時代。それが50年代であり、なるほど、ジャズ黄金期といわれる所以だと納得する。僕がリー・ワイリーと出会ったのは中学の頃だ。

Night in Manhattan



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アロハ・オエ/ロージーピピ

過去、韓国に行く機会が2度ありました。何をしたかって、僕のような保守的な人間は、旅先の行動パターンはだいたい決まっていて、韓国に行った際も例外ではなかった。ジャズ・バー巡りをするんです。国内外問わず、だいたいそう。あらかじめネットで探しておいて、現地ではしごする。ソウル市内でもジャズ・バーをはしごしてきました。市内に弘益(ホンデ)大学という芸術大学があって、ジャズ・バーはその周辺に何軒かある。ジャズに限らず、さすがに芸大が立地するだけあって、さまざまな分野の音楽バーがあるようだ。音楽バーが集積すると、当然多くのミュージシャンが集まるようになり、自然と音楽スタイルが出来上がったりする。いつしか「ホンデ派」という流れが生まれ、それはどんな音楽かといえば、アコースティック・サウンドでボサノバの要素を採り入れたり、すごくソフトな感じの音楽を奏でるイメージが強い。「ホンデのノラ・ジョーンズ」と言われたリュ・ソンヒがバンド「ロージーピピ」としてメジャーデビューした作品が、2011年録音の「アロハ・オエ」。

Rossy PP

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ピュア・アコースティック/大貫妙子

洋楽から音楽に親しんだので、日本語で歌われる音楽は童謡とかを除いては当初、違和感があった。日本人のくせに、と思われるかも知れないけど、慣れとはそういうもの。英語の歌に慣れた耳に、日本語の歌はダサく響いた。その要因として、日本語をビートに乗せて歌うのは結構難しいということが考えられる。あと、「貴方を愛している」とか「ずっと好きだった」などの直接的な歌詞が少年にはなんとも気恥ずかしく思えて、特に女の子と聴くなんてことは考えられなかった。近年は日本の歌手の方もずいぶんと研究されていて、それ以上に30年以上前と比べて日本人のリズムが多分格段に良くなり、日本語だから変だというのも少なくなった。すごいことだ。

僕に日本語の歌の良さを教えてくれたのが、大貫妙子さんだった。以来、大貫さんのアルバムは何枚か購入した。その中でもベストと思うのがこの「pure acoustic」です。


pure acoustic

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インフィニット・ラヴ/ギル・ゴールドスタイン

これまで数多くの音楽を聴いてきたのだけど、その中でも3本の指に入るお気に入りのアルバムが「インフィニット・ラヴ/ギル・ゴールドスタイン」(Big world music)。ブラジル音楽とジャズが融合しつつも、ブラジル音楽の香りが濃い、ワールドミュージックの一つの到達点だと思う。一言で魅力を表現すると、愛に満ちた音楽。音楽とは、愛そのものだったのかと教えられた。

Infinite love2

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エリック・ドルフィー・メモリアル・アルバム

 心に残るアルバムをひたすら採り上げて紹介する趣旨のブログを開設しました。多分、同じ種類のブログは星の数ほどあると思われます。タイトルに「山陰」とあるのは、インターネットが普及するまではマイナーなジャンルのレコードは県外に買いに行くしかなかったことから、地域によって接する音楽の多様性は異なるという時代を長く過ごしてきたため、あえてタイトルに「山陰」とつけました。住んでいる場所の風土と接する音楽の嗜好は関係あるんじゃないか。

 という訳で、最初に採り上げるアルバムは、ジャズミュージシャンのエリック・ドルフィー「メモリアル・アルバム」(Prestige、1961年録音)です。

Eric Dolphy memoriaru album

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プロフィール

rappakun

Author:rappakun
山陰在住。幼少時Beatlesに衝撃を受けて以来、ジャズ、ボサノバ、邦楽、シャンソン、アルゼンチンとさまざまな音楽を聴き漁る。素敵な音楽を心の糧に!

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